人生で大切なことは泥酔に学んだ 

 前回、前々回と盆栽の事を書いたつもりがなんだかアルコール臭い文章になってしまったので、いっそのことお酒の話を少ししたいと思います。

 わたくしスナ、お酒が大好きでございます。20歳から飲み始めて、かれこれ四半世紀ずっと飲み続けてきました。
 なにをやっても三日坊主の私ですが、お酒に関してはほぼ毎日欠かさず飲んでいます。これだけが私の自慢です。ホントよく続いているな。


 さて、そんなわけでお酒の失敗も多々してきました。色々やらかしました。人に話せないこともやり散らかしました。その辺の話はまた別の機会にしたいと思います。もういい年なんだからとも思いますが、恐らくこれからもちょいちょいやらかすでしょう。「だったらいっそのこと酒をやめればいいじゃん」と思う人も当然いるでしょうが、ここは酒飲みの悲しさで、それが出来たらとっくにやっているって話です。
 ならば、どうやってそういう自分を抱えながら折り合いをつけていく、が重大だったりする訳です。

 そこでお勧めしたいのがこちらの本です。
「人生で大切なことは泥酔に学んだ」栗下直也 著 左右社

この本は過去の泥酔した偉人から泥酔処世術を学ぼう、というコンセプトです。

 この本に出てくるのは全員日本の有名人ですが、作家、俳優、経営者、評論家、スポーツ選手、詩人、女優と様々なジャンルの人達が描かれています。私の敬愛する藤沢秀行先生も堂々エントリーされています。
 因みにわたくしスナ、囲碁のルールは全く知りません。純粋に秀行先生の人柄や行動に信奉しています。
 詳しく書くとネタバレになるので控えますが、結構皆さん盛大にやらかしています。
なかにはやらかしどころで済まない、ガチの犯罪も結構あります。軽犯罪も入れたら登場する人ほぼほぼ犯罪黒田清隆なんか昔に日本史で第二代内閣総理大臣くらいの印象しかなかったのですが、こんなにもヤベー奴だったんですね。

 まあ、堅苦しく処世術を勉強するなんて姿勢でなくても、「酔っ払いのやらかしって巻き添えくらうとたまったものではないが、安全なところで眺めるぶんには酒を飲む位楽しい愉悦だ」位に気軽に読んで、やらかし仲間同士笑いあえばいいとおもいます。
「酒で結構盛大にやらかしていても後世に偉人と言われるし、あんな偉い人でも結構盛大にやらかしてんだからまあ皆やらかしてもあんまり小さいこと気にしなくていいじゃん!ドンマイ、ドンマイ!だっふんだ!」
とよっぱらい諸氏を行間からそっと慰めてくれるとても良い本です。

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